赤色の規制が厳しいエリアでの新築となったこの物件。基準をクリアしながらいかに「鮮やかさ」を表現するか。それが大きな課題でした。まず、バラ柄のアクセントやライティングにより鮮やかさを確保。さらに壁一面の赤色を、白い格子で覆いました。赤色の割合も細かく計算したので、高速道路からも、一般道路からも、どの角度からも赤色が美しく映ります。基準をクリアした上で、イメージ通りの鮮やかな赤色を実現させました。どこまでも考え抜き、諦めず作り込むことで、ベストな外観にたどり着いたのです。

こだわりは外見のみに留まらず、限られたスペースの中で最大の駐車台数を実現するため、二つの建物を橋でつなぎ巨大な立体駐車場の実現に挑戦。それまで大阪で許可されておらず、前例のない試みでしたが、認定駐車場に関する法律を読み取り、交渉し、立証し、その結果、許可を獲得することに成功しました。「合法であること」は最低限。その上で、望む形にすることを諦めずに、問題と徹底的に向き合うこと。私たちがプロフェッショナルな創造集団ある以上、この姿勢を忘れてはいけいないと常に思っています。

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